お魚にある優れた栄養・美容効果
人間のからだを作る! タンパク質 |
骨や歯をじょうぶにする! カルシウム |
頭がよくなる! DHA |
血液サラサラ! EPA |
疲労回復、元気に活動! タウリン |
強さとしなやかさ! コラーゲン |
魚は私たちの体の健康作りにたいへん役立つ消化されやすいタンパク質をたくさん含んでいます。それに、魚のタンパク質には、体の中のいらない塩分を排泄する働きがあり、高血圧などの成人病を予防します。
DHA(ドコサヘキサエン酸)は人間の脳の細胞をつくるたいせつな栄養です。また、脳の働きを活発にすることによって、記憶力や学習能力を高めたりします。そのDHAは背の青い魚にとくに多くふくまれています。せめて、1週間に4~5回は魚料理を食べたいものです。
タウリンは疲れをとる働きや血管をきれいにおそうじする力をもっています。そのほか、目が良く見えるようなはたらきや赤ちゃんの脳をそだてる働きがあります。暗いところでも目が見えるネコは、タウリンがたっぷりはいった魚を食べているからなのです。
カルシウムが足りなくなると骨や歯がもろくなり、精神的にイライラしたり、また、病原菌に対する抵抗力が弱まります。魚には、ほかの食品と比較にならないくらい多量のカルシウムがふくまれています。いりこなどの小魚をまるごと食べましょう。
EPA(エイコサペンタエン酸)は、背の青い魚にとくに多く含まれています。血液の流れをさまたげる悪いコレステロールや脂肪を減らす働きをします。動脈硬化や心筋こうそく、脳血せんなどの成人病を予防するパワーをもっています。
コラーゲンは、皮膚、骨、軟骨を構成するタンパク質の一種です。体内で消化・吸収されると消化酵素によりアミノ酸やペプチドなどに分解された後に、再び体内でコラーゲンに合成されます。多く含む食品としては、ウナギやサケの皮、イワシやサバの缶詰などがあります。