小型機船底びき網漁業
小型の動力船で、海底に接して網をひき、魚介類を袋網に追い込んでとる漁業。漁具の構造などによって手繰第1~3種、打瀬網、その他に分類され、季節、漁場、漁獲物によって漁具を選択して使用する。
手繰第2種 えびこぎ網(通称エビコギ)の場合
- 漁具
- 張竿(ビーム)で網口を広げる底びき網の代表種。ひき綱、袖網、天井網、袋網などからなる。張竿は強化プラスチック(FRP)製で、長さ15~20m程度。
- 漁法
- 潮流と同じ方向に1時間から数時間ひき、エビ、底魚などを袋網に取り込む。
普通夜間行うが,昼間も操業する。
- 漁船
- 4~5トンの15馬力の漁船で行う。乗組員は1~2人。
- 漁期
- 1月1日~12月31日。盛漁期5~11月。
- 漁場
- 県下一円。特に備讃瀬戸の底びき網は周年えびこぎ網である。