サワラの代表漁法
香川県のサワラは、流しさし網、定置網、込し網、ひき釣り等で漁獲されており、その中心は流しさし網で、県内漁獲量の9割がこの漁法で漁獲されています。
「サワラ」の流しさし網(通称 ナガセ、サワラナガセ)の場合
- 漁具
- 長さ600~2,000m、高さ8~24mの網で、海面から1~15m下に網の上辺がくるようウケ綱とウケを付ける。目合は10.6cm以上に規制されています。
- 漁法
- 日没頃に網を潮流と直角方向に入れ、1~3時間、網を潮に流しながら、サワラがかかるのを待つというもので、一晩に1~数回操業している。春は、午後6時頃に一斉に網入れが行われる。
- 漁船
- 4~10トン。乗組員1~2人。
備讃瀬戸では小型が、播磨灘では5トン程度以上の大型が多い。
- 漁期
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播磨灘・燧灘4月20日~6月15日、9月1日~11月30日。備讃瀬戸4月25日~
7月20日、9月1日~11月30日。盛漁期はいずれも5月~6月。
- 漁場
- 沿岸域を除く県下のほぼ全域