イカナゴの代表漁法
潮流に向かって開くように袋状の網を敷設し、魚が網に入るのを待ってとる漁法。
いかなご込網、餌料いわし込網、いか込網、まながつお込網、魚込網などの種類があります。 漁期、漁獲物や網地などは異なりますが、漁具構造はほぼ同じです。
「イカナゴ」の込網(通称 コマシ、コマセ、バッシャ)の場合
- 漁具
- 袖網、丸網、袋網、錨などからなる。網の目合は袖網76cm、袋網2~4mm。
錨は1個400~500kg。錨と錨の間隔は150~200m。
- 漁法
- 潮流に向かって網が開くよう、2個の錨を打って網を固定し、潮流に乗って来る魚を待ち受けてとる。普通、潮の動き始めから、潮が緩むまで約5時間操業し、潮が止まっている時に漁具を揚げる。操業は昼間。潮流の緩い小潮時は休業する。
- 漁船
- 5~19トンの漁船1隻で行う。乗組員は普通3人。
- 漁期
- 各種込網は、場所により異なるが、以下の期間内で操業される。
いかなご込網1月15日(又は2月1日)~6月30日。いか込網4月1日~6月30日。
餌料いわし込網7月1日~7月31日。まながつお込網6月15日~9月1日。
魚込網7月1日~11月30日。
- 漁場
- 備讃瀬戸